痴人の愛

痴人の愛痴人の愛
(1947/11)
谷崎 潤一郎

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当時「ナオミズム」という流行語(?)を生んだ作品です。
主人公の男は、カフェエの女給だった西洋人のような顔をした13歳年下の少女ナオミ(15歳)を、自分好みのハイカラな女に仕立て上げようと引き取ります。
しかしナオミはわがままに育ち、贅沢な暮らしを要求します。
そしてナオミの複数の男との浮気が発覚した後も、主人公はナオミの魅力に敵わず、服従してしまうのでした。

エステティシズム、エロティシズム、エキゾチシズム、フェティシズム、マゾヒズム。
これらがごっちゃになった話です。
有名タイトルなので知識として読んでみましたが、あんまり好きな内容ではありませんでした…。

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笑い陰陽師

笑い陰陽師笑い陰陽師
(1994/06)
山田 風太郎

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元甲賀忍者の占い師果心堂とその妻の元伊賀忍者お狛が、客の相談をきっかけにいろいろと騒動を起こします。
とても楽しいです。
軽快です。
ただし、オトナ向けです。

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霧越邸殺人事件

霧越邸殺人事件 (新潮文庫)霧越邸殺人事件 (新潮文庫)
(1995/01)
綾辻 行人

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【微かにバレ注意】

長かったです。
文庫版、厚さにして約25mm。
”吹雪の山荘”、”見立て殺人”に加えて”便乗殺人”なんていうのもあって、つまらなくはなかったのですが、何かが足りなかったです。
もう一押し。
終盤での”謎の美少年”の登場と活躍もちょっと唐突でした。

余談ですがこういう小説の「解説」って、ホント、野暮だなあと思います…。

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笑わない数学者

笑わない数学者 (講談社ノベルス)笑わない数学者 (講談社ノベルス)
(1996/09)
森 博嗣

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【ややバレ注意】

うーん……
「三ツ星館の殺人」って感じですか?

インパクトに欠けます。
文の修飾にいけ好かない表現が少しあります。
トリックはやや簡単です。
この人は、”秘密の家族関係”が好きみたいですね。
隠れ親子とか、隠れ兄弟とか、隠れ夫婦とか。
これは殺人事件よりも、レギュラー登場人物(犀川&萌絵の関係発展)に重きを置いた話のようでした。

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忍者月影抄

忍者月影抄 (河出文庫)忍者月影抄 (河出文庫)
(2005/06/04)
山田 風太郎

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美男美女がたくさん出てきて嬉しかったです。
”新陰流”の剣士たちは素晴らしい剣さばきを披露してくれました。
忍者は相変わらず物凄い忍法を操っていました。

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人形館の殺人

人形館の殺人 (講談社文庫)人形館の殺人 (講談社文庫)
(1993/05)
綾辻 行人

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オチが…がっかりでした。
話はなんとなくゆるい感じでした。
「館シリーズ」というよりは「囁きシリーズ」に傾倒するような作品だと思いました。
ただ、話の構造が独創的で、テクニック的には面白いと思いました。

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スキヤキ

スキヤキスキヤキ
(1995/09)
いとう せいこう

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ある日突然いとうせいこうは、「スキヤキだ。それなしには生きていけない」と思いつきます。
自らを”スキヤキスト”と位置づけし、各地のうまいスキヤキを食べ歩きながら、カフカの思想を踏まえつつ(?)「スキヤキ」を答えとする問いを探し求めます。

歯止め無く突っ走っている感じです…。
”ベランダー”とか”スキヤキスト”とか、肩書きの多い人ですね…。

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魔界転生

魔界転生(上)―山田風太郎忍法帖〈6〉 (講談社文庫)魔界転生(上)―山田風太郎忍法帖〈6〉 (講談社文庫)
(1999/04)
山田 風太郎

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徳川(家光)治世転覆を企む怪しげなじじいの操る忍法”魔界転生”で死の淵から甦った宮本武蔵をはじめとする超剣豪集団”魔界転生衆”7人に、隻眼の剣士柳生十兵衛三厳がただ独り立ち向かいます。
十兵衛強すぎ。
カッコイー!

複数の出版社から出版されておりまして、ハードカバー版、文庫版ともだいたい上下巻になっていますね。
映画化、漫画化も幾度も行われている人気作品です。

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舌先の格闘技

舌先の格闘技 (双葉文庫)舌先の格闘技 (双葉文庫)
(1996/10)
中島 らも

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「牛の歩みのごとく喋るのが遅い」という中島らも氏。
その場で言うべきことを3日後にようやく思いついたりします。
氏は何とか口げんかに勝ちたいと一念発起し、試練を積み重ねた後に、松尾貴史、いとうせいこうらと実践(対談)を行います。

らもは怖ろしい人だー…。

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冷たい密室と博士たち

冷たい密室と博士たち冷たい密室と博士たち
(1996/07)
森 博嗣

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「すべてがFになる」から続く、「犀川&萌絵シリーズ」の第2弾。
「硬質かつ純粋な本格ミステリ」という売り文句がついておりました…。
ちょっと短めですが、内容が濃い感じで良かったです。
ハードボイルド風味でした。
登場人物たちがたくさんタバコをすいます…。

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忍びの卍

忍びの卍 (講談社ノベルススペシャル―山田風太郎傑作忍法帖)忍びの卍 (講談社ノベルススペシャル―山田風太郎傑作忍法帖)
(1994/03)
山田 風太郎

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「〜忍法帖」というタイトルではありませんが、これも山田風太郎の忍者モノ。
当然のように面白いです。
面白さのピークが最後にあるのがうれしいです。
悲劇大好き!

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すべてがFになる

すべてがFになる (講談社ノベルス)すべてがFになる (講談社ノベルス)
(1996/04)
森 博嗣

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計算機用語が山のように出てくるのでカタカナが多いです。
その用語のほとんどに何の解説も無いので、分からない人には全然分からないのではなかろうかと思うのですが、それなりに雰囲気で楽しめると思います。
でも分かったほうがきっと楽しいので、工学系のかたに読んで欲しい作品です。
面白かったです。

漫画化もされたようですね。

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ペスト

ペスト (新潮文庫)ペスト (新潮文庫)
(1969/10)
カミュ

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カミュの誠実さや思想のよく現れた作品。
私好みの薄暗い雰囲気の漂ういい話でした。
主人公が友人と二人で夜の海を泳ぐシーンが印象的。
”今日、ママンが死んだ”で有名な「異邦人」を読んでそれに馴染めなかったかたは、こちらのほうが好感を持てる話ではないかと思います。

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迷路館の殺人

迷路館の殺人 (講談社文庫)迷路館の殺人 (講談社文庫)
(1992/09)
綾辻 行人

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これでもかこれでもかという程の数々の謎とどんでん返し。
くどい…。
でも、面白かったです。

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美徳の不幸

美徳の不幸 (河出文庫―マルキ・ド・サド選集)美徳の不幸 (河出文庫―マルキ・ド・サド選集)
(1992/12)
マルキ・ド・サド、澁澤 龍彦 他

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没落した貴族の姉妹の数奇な運命。
姉妹は対照的な人生を送ります。
この話では主に、信じられないくらい不幸な妹”ジュスティーヌ”に焦点が当てられています。
「新ジュスティーヌ」が書かれる前の「源ジュスティーヌ」ともいえる作品。
姉の”ジュリエット”については、サドの代表作「悪徳の栄え」に詳しいです。

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嗤う伊右衛門

嗤う伊右衛門嗤う伊右衛門
(1997/06)
京極 夏彦

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京極版”四谷怪談”。
ここの伊右衛門さんは、無愛想だけど真面目で無欲で人情深い良い人です。
ちなみに「鶴屋版」だと金と身分欲しさに婿養子になって、お岩さんが死んだその日に他の女と祝言を挙げるような人です。
「於岩稲荷由来書上」では芝居までしてお岩さんと離縁しようとする人です。

山ほど死人の出る、猛烈に暗い、泣ける話です。

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甲賀忍法帖

甲賀忍法帖 (講談社ノベルス)甲賀忍法帖 (講談社ノベルス)
(2005/08/05)
山田 風太郎

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徳川家康の跡継ぎを二人の候補から決定すべく、甲賀、伊賀の忍者から選ばれたそれぞれ10人計20人の忍者たちが殺し合いを命じられます。
最後に生き残ったのが伊賀者か甲賀者かで跡継ぎを決めるという、ちょっと聞けばなんとも忍者にとっては迷惑な話ですが、その頃彼らにはもはやその忍術を必要とされるような任務が無く、その上いがみあいながらも戦うことを禁止されていた両者にとっては、彼らの力を存分に発揮する絶好の機会となったのでした。

命懸けの”人間くじ引き”。
単純といえば単純なのですが、勢いがあって面白かったです。
私の風太郎入門書でした。

テレビアニメにもなった「バジリスク」という漫画や「SHINOBI」という映画でこの作品に触れた方が多いかもしれません。

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他人の顔

他人の顔 (新潮文庫)他人の顔 (新潮文庫)
(1968/12)
安部 公房

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仕事中の事故で顔を失ってしまった男が、精巧な仮面を被って自分の妻を誘惑しようとするというお話。

妻は誘惑に乗るのか?
妻に男の正体はばれないのか?
静かにドキドキする、面白い小説でした。

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自己流園芸ベランダ派

自己流園芸ベランダ派自己流園芸ベランダ派
(2006/09)
いとう せいこう

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週一ペースで書かれた、見開きで1日分のベランダ園芸日記。
読めばきっと何か植物を育ててみたくなるはずです。
おもしろいですよ。

しかし園芸雑誌を創るは”ロハス”なTV番組に出るはで、この人は一体どこへ向かっているんだろう??と思う昨今です。

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GUNSLINGER GIRL 9

GUNSLINGER GIRL 9 (9) (電撃コミックス)GUNSLINGER GIRL 9 (9) (電撃コミックス)
(2007/11/27)
相田 裕

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7巻あたりからでしたかね、絵柄が変わったのは。
男性陣はほぼ別人になってしまいましたね。
私は初めのころの絵のほうが好きでした…。
それに主役格だったはずの”ヘンリエッタ”もすっかりチョイ役に回されてしまって寂しいです。

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